オブジェクト指向とは
オブジェクト指向
次のように表現すると理解しやすいと思っています。
オブジェクト指向 = モノ指向、モノ中心
モノとは漢字で書くと「物」です。 オブジェクト指向とは、モノを中心とした考え方です。 つまり、ITの世界でのオブジェクト指向とはモノを中心としてソフトウェアを作ることということになります。
「モノ中心」とは別の考え方だと、「機能中心」で考えることもできます。 ソフトウェアはいろいろな機能が組み合わさったものなので、それぞれの機能ごとにソフトウェアを作る(= 機能中心の考え方)ということもできます。 でも、機能中心でソフトウェアを作ると仕様変更などに対応しづらい、修正範囲が広範になる等の問題があります。
一方、モノ中心とすることはソフトウェアの保守や再利用がしやすくなるというメリットがあります。 だから、ソフトウェア開発ではオブジェクト指向が広く採用されています。
参考
平澤 章(2021)『オブジェクト指向でなぜつくるのか 第3版 知っておきたいOOP、設計、アジャイル開発の基礎知識』日経BP